名残の雪


知恵の中で、可愛げのないわたしに不手際があった、的な解釈をしたみたいで。


「あんな紳士が別れるなんて簡単に言わないよ?謝ったほうがいいって~」


学校に着いたあとも。始業式が始まっても、HRのあとでも。下校時間でも。


わたしに纏わり付き、同じことをしつこいくらいに輪唱していた。


そのしつこさは、この天空から落ちてくる白い雪みたいで。

ちょっぴり湿った雪はコートに張り付き、水滴となって原形を変えた。


サーッと真っ白いカーテン。

その向こうには1週間前のわたしたちが、今も尚鮮やかに蘇る。