そんなとき、 隣の家から窓を つたってやって来る流だけが 私の救いだった。 真っ暗な部屋、 私がもう寝てる、とか考えないで 窓をコツンと叩く流。 私はそれにいつも従って、 待っているかのように流を受け入れた。 きっと、流は 私を理解してくれていた。 だから部屋に来ては私を笑わせてくれた。 笑顔になれた。 たわいのない話を 私が寝るまでずっと話してくれていた。 流のおかげで、 私はひとりぼっちの夜を越せた。 ちゃんと眠ることが出来た。 流がいたから…。