「うわ~~海だ~~♪」


あの、悠斗の告白からもう一ヶ月がたち、7月のなかばだった。


「山田さん海だよ海!!」

「花、あんまりはじゃいで転ぶなよ」

「うん!!」


私達は今、旅行に来ています!!

2人で?はい……恥ずかしながら////




~さかのぼる事2週間前~




「えぇぇぇぇぇ!?旅行ですって!?」

「しっ―――――!!声がでかい!!」


私は、そう言って真由の口を両手で塞いだ。


「どこに行くのよ」

「えっと…海…だって///」

「マジ?じゃあ、水着買った?」

「………まだ」

「よし」


真由はそう言って立ち上がった。


「?」


真由は私の腕をつかんで。「行くよ!!」


そう言って、教室を出た。