「花?」 「!!!お…おかえりなさい」 「ただいま」 しばらく、沈黙が続いた。 「今日、花空港に――…」 「あ!!お風呂入りますか?」 私は、山田さんの言葉を掻き消すように、話をそらした。 「……あぁ…」 「…じゃあ、入れてきますね!!」 私は、走ってお風呂場に向かった。 何知ってんの私… 話、そらしちゃダメじゃん… そう思ってると、また涙が出てきた。