「いやだよ…」 不安で、不安で、心がはちきれそう。 苦しいよ。 海斗。一人にしないでよ。 「えれな。もう甘えてばかりじゃいれないんだ。お前はここの後継ぎ。俺もお前と一緒にここの会社を守りたい。けど俺には夢があった。」 「夢・…」 「そう。ずっと考えていて、言えなかった。けど忘れられなかった夢。」 海斗の心に眠っていた夢が。 今、この時。 目覚めた。