「本当かい?海斗くん。」



「はい。」



いつものように書類を、社長室へ運ぶ時。



お父さんと、海斗の話声が聞こえた。



「君には期待してたんだけどね…。」


「すいません。」


「いやいや。このことをえれなは知っているのかね?」



えッ・…?



私??




「キミが会社をしばらく去ることを…。」