「別に良い奥さんとかじゃなくてもいいんだよ。えれなはえれならしく、俺は俺らしくいるからさっ。俺らしい家庭を作ればいいんだ。ほかなんて関係ない。俺らは俺らのやり方があるんだからさ。」 「そうだね。うん。あたし、全然わかってなかった…。海斗のことも。けど…。」 「いいよ。何も言わなくて。] 分かってるんだ。 えれなの言いたいっことは…。 「うん。ありがと…」 そうだ。 ほかなんて関係ない。 周りなんか関係ない。