千尋も、笑顔になって大きく頭を振った。
「僕も、行くからな」
「千尋は、これを着とけよ!」
僕は、急いで家事を終わらせた。
「千尋、行くよ」
千尋を抱っこして車に急いだ。
ー数分後ー
「千尋、降りなよ」
そういいながら僕は、千尋のシートベルトを外して千尋の方の車のドアを開けた。
降りた時に、目の前に女の子を抱っこした男性が立っていた。
その人が、僕と千尋の方に歩いてきてビックリして僕は急いで千尋を抱っこした。
そしたら・・・・。
「弘・・・明・・・?」
「翼先輩?」
「先輩って言うのやめようよ?」
「普通に、翼で良いよ」
「わかりました。」
「敬語じゃなくて良いよ」
「わかった」
「お兄ちゃん、このお兄ちゃんだーれ?」
「紹介が遅れたな。」
「こいつは、俺の高校時代の後輩の弘明だよ。」
翼は、口をゆっくり動かしながら言っていった。
「千尋、このお兄ちゃんは高校時代の先輩の翼だよ。」
「千尋、ご挨拶してきて。」
千尋は翼の所に歩いって行って逆に、翼の妹さんが逆にこっちに歩いてきた。
「はじめまして、弘明お兄ちゃん」
「私は、空夏です」
「宜しくお願いします。」
そういいながら千尋と同じようなホワイトボードを渡してきた。
僕はそれを受け取ってか書き始めた。
『よろしくな、空夏ちゃん。』
僕は、空夏ちゃんの頭をなでた。