忘れられない人

・・・え。

これだけ???

私は目が点になった。

しかもこれじゃ、次につなげようがない。

友美にも見せたが、友美からも、

「・・・咲妃。この人、ちょっと難しいかもよ?」

と、言われてしまった。

やっぱり脈なし・・・ということか。

この時点でかなりげんなりした私は、これ以上メールを送ることはしなかった。

佐田さんも、また仕事が忙しくなったようで、凌とのことを聞かれることもなく、日にちだけが過ぎていった。

みちるにだけは、メールの顛末を伝え、頑張りなよと言われたが、

うーん、ちょっと考える・・・とだけ言い、私は私で、他の合コンの誘いを受けつつ、毎週たくさんの飲み会に参加した。

しかし、凌ほどのヒットに巡り合うわけでもなく、気づいたら、凌と出会ってから半年が過ぎていた。

季節は冬から夏へと変わっていた。