「おかぁちゃん。」
「なぁに?」
今年2歳になる息子臣(おみ)が、くったくのない笑顔を向ける。
こんなときでも私は、前の彼のことを考えてたりする。
何で??
旦那のことも、臣のことも、大好きだし、全く不足なく私は幸せだった。
なのに何で???
お風呂にひとりでゆっくり浸かってる時間。
寝る前のひととき。
あたたかな日差しが差し込んでいるとき。
ふとした拍子に、頭の中に彼が現われる。
携帯番号もメールアドレスも。
結婚を決めたときに、自分で区切りをつけるために、彼の情報はすべて消した。
だけど。
彼と一緒に過ごした思い出の写真がつまったアルバムが捨てられないでいる。
見たら、泣きそうになる。
そう思って、今は押し入れの奥に奥に・・・“開かずの箱”となって、封印してある。
それまでにつきあったどんな彼のことも、こんなに引きずったことはなかった。
私が、彼を忘れる日はくるのだろうか・・・。
「なぁに?」
今年2歳になる息子臣(おみ)が、くったくのない笑顔を向ける。
こんなときでも私は、前の彼のことを考えてたりする。
何で??
旦那のことも、臣のことも、大好きだし、全く不足なく私は幸せだった。
なのに何で???
お風呂にひとりでゆっくり浸かってる時間。
寝る前のひととき。
あたたかな日差しが差し込んでいるとき。
ふとした拍子に、頭の中に彼が現われる。
携帯番号もメールアドレスも。
結婚を決めたときに、自分で区切りをつけるために、彼の情報はすべて消した。
だけど。
彼と一緒に過ごした思い出の写真がつまったアルバムが捨てられないでいる。
見たら、泣きそうになる。
そう思って、今は押し入れの奥に奥に・・・“開かずの箱”となって、封印してある。
それまでにつきあったどんな彼のことも、こんなに引きずったことはなかった。
私が、彼を忘れる日はくるのだろうか・・・。


