ソプラノ

掴んだ涼の手は、冷たく、ひんやりとしている。









「涼!・・・っ死ぬなよ!?絶対帰って来い!・・・・俺、はなぁ、まだ涼に伝えたい事がたくさんあんだよ!・・・・・聞きたかったらなぁっ・・・・帰って来い!」
 




俺は痛む足で、タンカについていく。






―死ぬな


―帰って来い





俺は涙を流し、涼の手を強く握った。












「だ・・・ん。ありがと・・・ねぇ、弾?・・・あれ?聞こえてる?私の声・・・届いてる?今日ね・・・私、誕生日なんだぁ・・・・・お祝い、してくれる?」









涼の、か細い声。












必死に、聞き取った。