ソプラノ

「そーだぞ。涼ちゃん待ってんじゃないの?」




―陸が呆れたように笑う。





「はよ行ったりぃ!」



―俊介。




「ほ~ら、弾!」



―柚。













―そうだ、何やってんだよ俺。








こんなところで突っ立ってるわけにはいかねーよな。






俺はいつのまにか、涼の病室に向かって歩き出していた。









―涼。







俺はまだ、お前に伝えたい事が、たくさんあるんだよ。