そんな涼が、とても小さく見えて、放っておけなくて、恋しくて、愛しくて・・・。









「好きなんだよ」









いつのまにか俺の目から涙が溢れていた。







「好きなんだよ。お前が心臓病だろうと何だろうと、俺には関係ねぇんだよ!」






俺は涼に向かって叫ぶ。





―嘘じゃねぇんだ・・・。







俺は突っ立ったまま、俯き、止まる気配の無い涙を、ただずっと流し続けた。













「馬鹿っ・・・・・・私だって好きだよ!」






涼が大きな声で叫んだ。









「好きだよ・・・。でも、私は死ぬんだよ!弾の前からいなくなるの!」




涼は震える両手を握り締め、声を上げて泣いた。





―それは、子供のように・・・。