ソプラノ

男は俺を睨むと、




「はははっコイツのお友達でちゅか~?」




とよく回らない口で、涼の細い腕を掴んだ。






俺はリーダー格の男の胸ぐらを荒々しく掴み、男の顔面めがけて自分の拳をくらわせていた。




「ぐぁっ!!」



男はヨロヨロと地面に膝をつき、顔に手を当てながら俺を睨む。





「まだわかんねぇのか?」




俺は男の腹に蹴りを一発入れた。





「ぐぅっ・・・・!」




男は腹を抱え、地面に倒れ込む。





「ンの野郎っ!」





もう一人の男が後ろから俺を蹴り飛ばした。




「ぐっ!」




俺は地面に倒れ込み、そのせいで砂ぼこりが舞う。






「・・・・・ざけんなよ」





俺はボソッと言うと、男の肩を思い切りつかみ、腹を拳で殴った。



「うぇっ・・・くっ」





男は体を曲げ、腹に手を当てる。





そして、俺がもう一発腹に蹴りを入れようとしたとき、さっきまで倒れていたリーダー格の男が俺の肩を後ろから掴んだ。







俺は腹を殴られ、次に左手を足で踏まれた。





「うっ!」




左手の痛みに耐え切れず、俺は叫んだ。




でも、怒りが次から次へ湧き上がり、俺は左手を右手で押さえながら立ち上がった。