ソプラノ

ドアを開けると、俺達に背を向け、ベッドに座っている涼の姿が目に映る。








「涼」




俺は後ろから涼に話しかけた。






涼は俺の声を聞き、ゆっくりと振り向いた。







―そして、綺麗に笑った。






「あれっ弾だ!凛さんから聞いたんだ!何かごめんね、風邪なんかになって・・・」




涼は苦笑いすると、俺の後ろに立っている4人の姿に気付く。





「あれ?弾の友達?こんにちは」





涼は4人に笑いかけた。






「こんにちはっ!キャーめっちゃ可愛い!」
「やば!めっちゃ美人さんじゃん!」




柚と由希はキャーキャー騒ぎながら涼の病室に入る。





「おーっ!なんかおしとやかそうな子!」
「そやなぁ、柚と違って」




陸と俊介も笑いながら入っていく。





「はぁ!?ちょっとそれどーゆう意味よー!!」




柚は俊介の耳を引っ張り上げる。





「痛っ!!お前は元気すぎんのやって!」




俊介は顔を真っ赤にして暴れ、柚は頬を膨らましている。






―涼を見ると、そんな2人の馬鹿らしさに、笑っていた。





「あはっ、馬鹿でしょあの2人!毎日あんな感じ!」



由希は涼の隣に座ると楽しそうに2人を見ながら話しかけた。





「うん、仲がすごーくいいねっ」





―涼は今までで一番って位の笑顔を由希に見せた。