ソプラノ

キーンコーンカーン・・・・・








英語の授業が終わった。








「はぁ」






俺はため息を吐き、窓に寄りかかった。








「俊~くん!」






急に後ろから声を掛けられたと思うと、ぎゅうっと苦しいくらいに抱きしめられた。








「っ!く・・・・るじッ!」






俺はもがき、相手の腕をバシバシと叩く。







「あはっ!悪い悪い!お前の後姿見るとつい、抱きしめたくなっちゃうんだよな~!」








そいつは俺の髪をグシャっと乱すと、俺の隣に移動した。








「どんなんや!俺は女ちゃうぞ?」






俺は乱れた髪を手で軽く梳かし、苦笑いをした。








「まぁ、いいじゃん!」






憲太はニカッと笑うと、視線を俺からグラウンドへと移す。








「どうした?」





俺は憲太に問いかける。