ソプラノ

―翌日。






俺が玄関を出ようとした時だった。







―ピンポーン・・・ピンポーン










チャイムが鳴る。






―ガチャッ

「おはよう俊介っ!!」






ドアを開けたと同時に、柚の明るい笑顔が目の前に広がる。



「うわぁっ」






俺は何故、柚がここに立っているのか聞きたかったが、柚は「早く行くよ!」と俺を引っ張って。



「ちょぉ・・・・危なっ!」







玄関の段差で転びそうになり、とっさに玄関のドアを摑んだ。







「ちょ・・・落ち着こ」




俺は息を整え、柚に言い聞かせた。







「なんで、柚がここにおるん?いつもは朝練行くやろ?」




俺はまず、聞きたかったことを柚に尋ねた。