ソプラノ

次の日の放課後、約束通り、山口と水野が体育館に来た。








そして、3人でシュート練習や、1対1の練習、オフェンス、ディフェンスに分かれての練習など、たくさんの練習をした。






練習は“1人”より、“3人”でやったほうが俺は楽しいと思えた。











6時になり、山口と水野は「また明日な。」と言って帰って行った。








俺はあと30分残っていくつもりだった。








―キィィッ



3Pの練習をしている途中、体育館のドアが開く音が聞こえた。










「陸!弾が今日は用事あるからって言っといてって。」








由希が体育館の入り口から俺に向かって大きな声でそう言った。








「んー!了解。」






俺は手を上げると、ボールを持ち直し、ボールを放った。







―シュパッ









「っすごーい!陸!すごい!今のって3ポイントシュートだよねっ!?」





由希が興奮した声で言いながら、俺に近付いてくる。









「ん?そうだけど、たまにしか、入らないんだよな・・・・。」






俺は苦笑いしながらボールを拾う。





「え~?でもすごい!あたしなんか、ホラ!」





由希は俺からボールを奪うと、リングめがけてボールを投げた。






「届かないもん。」





由希はぷぅっと頬を膨らませると、体育館の隅の方にいってしまったボールを拾いに行く。