ソプラノ

「あ?おはよーどした?」








俺はリングに当たって跳ね返ってきたボールを拾い、2人に問いかけた。









「あ、あのさ!怪我、大丈夫か?」






水野はオドオドとした口調でそう言った。






「あ~、どうってことないって。」






俺は頬の痣を触りながら苦笑いした。








「そ・・・・っか。俺さ、お前が先輩達とすげー上手くやっていけるのが羨ましくて、すっげーイライラしてた。・・・・でも、お前がいつも放課後に練習してたのは知ってたから、すげーなぁって、思ってて・・・。」






水野はモゴモゴと喋り、頭をかいた。







「なんか、今まで一生懸命やらなくて悪かったなぁって。これからはさ、ちゃんと放課後も練習するから、一緒に、やろうな!」




山口は水野のフォローをし、俺に向かって笑った。











「おうよ!」




俺はニカッと笑いかけると、2人もニカッと白い歯を見せて笑った。