ソプラノ

今日から男子バスケット部の活動が再開される。









俺は朝から嬉しくてたまらず、朝食もろくに食べずに家を出た。














「はよーっ!」







俺は教室に入ると、鞄をロッカーに放り込み、バスケットボール片手に体育館へ急ぐ。









「はよーっス!」







俺は頭を下げ、体育館へ入る。








「お、来たな!朝っぱらからうるせー奴が!」






小林先輩がいつものように俺の髪をグシャグシャと撫でる。








「あは、今日からまた、お願いしまーす!」






俺は笑顔で先輩達に頭を下げ、反対側のゴールでシュート練習を始めた。
















「あ・・・・あのさ、陸!」






ミドルシュートを放った時だった、ふいに聞こえた怯えるような声。







振り向くと、そこには同級生の山口と水野がいた。