ソプラノ

3年の教室で、部長にあの事件の事を話し、俺は何度も頭を下げた。










「いや、しょうがねぇよ。不祥事起こす奴を、バスケ部から出しちゃったんだからな。」





部長は苦笑いでそう言うと、「お大事に。」と言って教室を出て行った。

















「あ~ぁ、最悪だ・・・・・。」









俺は帰り道、弾と由希と柚と坂を下りながら呟いた。








「陸は手を出さなかったんでしょ?」






由希は俺の頬の痣を痛そうに見ながら、尋ねた。








「おぅ、でも、何か期待して損したよ。」








―てっきり、練習に来ると思った皆川。







まさか、あんな事件になるとは思わなかった。













―俺は、どんよりと曇っている空を見上げ、ため息をついた。