ソプラノ

その日の帰り道、俺は由希に尋ねた。








「なぁ、お前ってさ、弾の事好きだろ。」







俺の言葉に、由希は口に含んでいたカフェオレを噴いた。







「ぶはっ・・・・・っゴホッ!!な・・・何よいきなり・・・っ!」







由希はポケットからハンカチを取り出し、口の周りを拭いた。








「いや?ただ言ってみただけ。」









俺は笑って由希を見た。








「・・・・・・・・もー何なのよ。」






由希はハンカチをたたみ、ポケットにしまいながら、ブツブツもんくを言っている。






でもその顔は、少し赤らんでいる事に、俺は気付いた。