ソプラノ

―みんなそれぞれの夢をもって生きている。






そう、“生きている”。








―俺達はただ、“生きている”だけなんだ・・・・・・。


















涼が好きだった歌。







口ずさみながら歩いた。










「HAPPY BRTHDAY 涼」










俺は空を見上げ呟いた。












―ありがとう













あの、ソプラノの声が聞こえた気がして、俺は笑った。










「ん~~~っ」














俺は空に向かって背伸びすると、前を向いて歩き出した。













              ―完―