翡翠の姫君




ふと見ると、セルトさんとティナさんの手に大きなカゴがある。


「あの…そのカゴは?」


「ん?あぁ、朝ごはん!!」


ニッと笑ってセルトさんが答えた。


「朝…ご飯?」



どういう事??



「レオがどうしても、エミリアと食べたいって聞かないからさぁー」



「おっ…まえ!!誰もそんな事言ってないだろ!!!!」



笑顔で話すセルトさんに、レオが叫ぶ。


「似たようなもんだよ。」


いつものクールな表情で、ティナさんがテーブルにご飯を広げた。



「美味しそう……」


そこには、四角い箱に詰められた色とりどりの食べ物。


パンやジャム、チーズまでもあった。



こんな食事…
何日ぶりだろう。