「……はい。」




ただそれだけしか言えなかったけど、涙を流しながら笑って言った。





そんな私に、レオもさらに優しく笑って。




「…ありがとう…本当に…」




そう呟くレオの瞳も、うっすらと潤んでいる気がした。




「…愛してる」






―微笑みあいながら




輝く青空の下




私達が初めて出会ったこの森で





また新しく
始まろうとしているんだ





始まりには終わりがある。


終わりには、また始まりがある。





これから始まる、私達の物語。








さわさわと木々の揺れる音を聞きながら






―私達は静かにキスをした。











〜END〜