「大丈夫大丈夫!!髪はこのフードかぶるから。」 私は服についているフードを触りながら笑って言った。 「寄り道しないですぐ帰ってこいよ。」 「わかってるよー」 そんな会話をしていたら、メモを持って看護師長が帰ってきた。 「はい、これ。 重いだろうし、全部城に配達でいいからね。 時間は大丈夫だから、ゆっくり行っておいで。」 私はメモを受け取って城を出た。