翡翠の姫君






「…レオ?」


「ん?」





恐る恐る声をかけた私に、いつもと変わらない声で返すレオ。




「どこ行くの?」



そんな私の声に、ふと立ち止まり



「………あれ…?」



間の抜けた様な声を出した。



「ゎ…悪い悪い!!ぼーっとしてた。」




…そんなレオと来た裏庭。


噴水や花壇、大きな木もある。




あらためて見ると
綺麗な場所だな…