翡翠の姫君





「大胆だなぁーレオは。」



「っ…うるさいセルト!!!!」


アハハと笑いながら話すセルトさんに、少し赤くなりながら怒鳴るレオ。





…まだ胸が鳴ってる…



び、ビックリした…





落ち着こうとする私にティナさんが話かけて来た。





「エミリア。今日からもう城に住むの?」



「あ、はい!!もう荷物は全て部屋にあります。」



「そう。今日からあらためて、よろしくね。」



相変わらず、綺麗な笑顔を見せてくれた。



「…よろしくお願いします!!」




―またここから



私の新しい生活が始まるんだ。