「貴方は、夫となる事を誓いますか?」

「はい。誓います。」



「貴女は、妻となる事を誓いますか?」

「はい!誓いますっ!」

......

本当に緊張し過ぎて、声が裏返っちゃった!

教会内は、我慢できなくて皆大爆笑。

神父様まで大笑い。

うぅ......恥ずかしい......


信次は

「ったく。何やってんだか。......まぁ、そんなところも可愛いけど。」

と言いながら、私に誓いのキスをくれた。



そして、誰にも聞こえないように

耳元で

「お前みたいな変な奴を愛せるのは、俺だけしかいないんだからな。絶対に離れんなよ。」

と囁いた。

私も

「私を愛してくれるのは信次だけなんだから、絶対に離れないでね。」

と囁きかえした。



そして私達はまたキスをした。

教会の鐘が鳴り響く中で......


信次とずっと一緒にいたい。

改めて心からそう思った。

意地悪で冷たい。

でも、実は凄く優しい貴方が大好きです!

そんな彼は

私の教育係だった。

でも

まだまだ私には教育が足りないの。

これからもしっかりと教えてね?

だって

貴方は私の旦那様兼教育係だもの!