君の代わりなんていない。

雨って嫌だな―――

そんなことを思いながらバスに揺られていた。



2つ目のバス停に到着する寸前に、傘をさした男の子が待っているのが見えた。



あれっ―――

なんか見たことあるような…



バスが停まり、その男の子を含め3人の乗客が乗ってきた。



あっ…!
藤澤くんだ。