君の代わりなんていない。

周りを見渡しても、もう誰もいない。


あたしどんだけ自分の世界に入ってたんだ…恥ずかしい。



藤澤くんももちろんもういない。



声かけてくれたっていいのに……あ、無口なんだった。



そんなことを心の中で思いながら図書室を出て家に帰った。