その視線にアリカが気づく。
「あら…この槍が気になる?目利きはなかなかのようね、来栖恭太郎」
ようやく俺の気を引いた事が余程嬉しかったらしく、彼女は途端に上機嫌になった。
「『彼の地』と呼ばれる世界の槍使いが愛用していた武具よ。相当な業物らしくてね、気に入ったから少し拝借させてもらったわ」
そうか…そういえばこの娘は次元を自在に操れるのだったな。
他所の世界から武具だけを別の世界に持ち込む事など造作もないという訳だ。
「だが」
片手でその槍…魔槍の穂先を払いのけ、俺は薄笑みを浮かべる。
「得物が優れていようと担い手がお前では宝の持ち腐れというもの…早々に持ち主に返して来い。お前には俺の馬上鞭を貸してやる。女王様ごっこが好きな子供にはそれが似合いだ」
「あら…この槍が気になる?目利きはなかなかのようね、来栖恭太郎」
ようやく俺の気を引いた事が余程嬉しかったらしく、彼女は途端に上機嫌になった。
「『彼の地』と呼ばれる世界の槍使いが愛用していた武具よ。相当な業物らしくてね、気に入ったから少し拝借させてもらったわ」
そうか…そういえばこの娘は次元を自在に操れるのだったな。
他所の世界から武具だけを別の世界に持ち込む事など造作もないという訳だ。
「だが」
片手でその槍…魔槍の穂先を払いのけ、俺は薄笑みを浮かべる。
「得物が優れていようと担い手がお前では宝の持ち腐れというもの…早々に持ち主に返して来い。お前には俺の馬上鞭を貸してやる。女王様ごっこが好きな子供にはそれが似合いだ」


