窓から雪が少し降り積もってるのが見えた。

東京の町は人々が沢山居るせいか

あまり雪が似合わない。



…コトッ

「凛茄(リナ)、寒くない?」

彼はそう聞きながら私の前にココアを置いた。

「大丈夫。ありがとー!」

「凛茄はココア好きだもんなぁ~」

「うんっ!」

そう言ってココアに口づける。

口の中で甘くてとろける

少しほろ苦いココアの味がした。