不器用な僕等


放課後の静まりかえった教室


居るのは私と彼の二人だけ


彼との距離は机一個分


手を伸ばせば届く距離


ふと彼の方を見れば見慣れた後ろ姿


ああ、この瞬間がたまらなく


「嫌いだっ!」