これは、いつも通りの出来事である




「はぁ、よしよし」





そうして、辰に頭を撫でてもらっている





これが意外と落ち着くのだ






これがきっと、兄という存在なのだろう





「一応、瑞那は副会長




侑は会長だろ?」





「‥そうだけど‥」






甘えたいじゃないか





そうして、甘えさせてくれる人がいる





条件は揃っている





「陽花、辰の言う通りだ」





‥むっ