「菜月、」
次の瞬間、何故だか俺は菜月を抱きしめていた。
いつも抱くオンナとは違う、清楚なシャンプーの香りが鼻孔をくすぐる。
自分でも何をしているのかは、全くわからなかった。
「みっちゃん…?」
驚いて固まる菜月。
当然の反応だろう。むしろ突き飛ばされたっておかしくねぇ。
でも腕の中の菜月は次第におとなしくなり、まるで子供が母親に抱かれているときのようだった。
「泣いてんのか…?」
返事はない。
そのかわりに華奢な肩を小刻みに震わせているのは、俺にももちろんわかる。
何故、泣く……?
--------
------------
----------------
次の瞬間、何故だか俺は菜月を抱きしめていた。
いつも抱くオンナとは違う、清楚なシャンプーの香りが鼻孔をくすぐる。
自分でも何をしているのかは、全くわからなかった。
「みっちゃん…?」
驚いて固まる菜月。
当然の反応だろう。むしろ突き飛ばされたっておかしくねぇ。
でも腕の中の菜月は次第におとなしくなり、まるで子供が母親に抱かれているときのようだった。
「泣いてんのか…?」
返事はない。
そのかわりに華奢な肩を小刻みに震わせているのは、俺にももちろんわかる。
何故、泣く……?
--------
------------
----------------

