淋しがりのストレイキャット

それからというもの、俺は放課後の誘いを全て断り、菜月と一緒に過ごした。

付き合いが悪くなったとだいぶ詰められたりもしたが、言ってしまったものを取り消すほど神経は太くない。




遊びをやめて規則正しくなった生活。




これが意外にもつまらなくなかったこともあるが。

ただサッカー部の練習が終わるまで、ただ話をするだけなのに俺はいつになく充足感を得ていた。



…どんなに近くにいても、時々窓の外を見つめる姿はやはり淋しげに見えたが。







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