〔完〕本当の愛をあたしに教えて


「あっ、零華。
 開会式はもう終わったの?」


「とっくに終わっちゃったよ。
 あたしの出番はまだだし、
 一人じゃつまんないからここに
 来ちゃった!!

 しかも、優奈に何かあったかと思って
 心配だったし」



零華はそういうと、隣の自分の席へと
座った。



「何かあったって?」


あたしはいかにも何もなかったように
零華に言うけど、やっぱり零華にうそを
つく事は無理だった。



「もう、優奈ったら!!
 いろいろ、って何よ。
 優奈がいろいろあって、って言うときは
 たいてい、いいことじゃないことぐらい
 あたしだってわかってるのよ!!」




結局あたしは、零華に怒られてしまった。