「は~い。
 皆さん、席について下さ~い」


いかにも、どこかのお嬢様育ちの
ような先生が甲高い声で入ってきた


それに負けないほどの甲高い声で
本物のお嬢様達が席へと戻っていく


全員が席に戻ったところで
ホームルームの時間が始まった


「でわ、皆さんごきげんよう。

 今日は、皆さんの楽しみにしている
 体育祭についての日程をお話したいと
 おもいま~す。」


・・・体育祭


この百合華学園、高等部の一番の
最大行事とも言っても過言ではない


そして
あたしにとっては最悪の行事になるだろう