〔完〕本当の愛をあたしに教えて


『あなたはあなたが愛する人と
 結婚するのよ。

 ママはそれを応援するわ。』



今、こんな言葉を思い出しても
婚約は取り消されないだろう


でも、あたしはずっと信じてた


今思うと、こんな言葉を信じていた
あたしが馬鹿だったのかもしれない



今の時代、政略結婚なんてありえない
と思ってたけど


あたしが思っていたことすべては
甘かったのかもしれない



これが一流の財閥に生まれたわたしの
宿命なのかもしれない



きっと、こうなるのが生まれたときから
決まっていたのだろう



この、同じようなトップグループの
紫堂 翔と婚約することも・・・