〔完〕本当の愛をあたしに教えて


こんなことを考えている頃・・

告白順が司会によって発表されていた。


1、2、3・・・今までの発表順に隆臥も翔先輩の名前もない。

ということは・・


《4番目には、先ほど宣戦布告をしたこの男~1年C組 大倉隆臥》


さっきのクラスマッチからだろうか。

隆臥への声援が今までより何倍も大きいような気がする。


でも私にはそんな声援聞こえない。今頭で考えている最悪の事態が起きそう。


《そしてラストを飾るのは百合華の王子、業界トップ、堂華の後継者 2年B組 紫堂翔~。先ほどのクラスマッチの影響はあるのだろうか!?》

 
隆臥の次に翔先輩・・・

これであたしに逃げる道はなくなった。


もし・・もし翔先輩が先で隆臥が後だったら、あたしはきっと翔先輩の告白だけで終われたはずだった。


きっと迷わず返事をするから。


わたしがその返事をした時点で隆臥の告白はほとんど無意味なものになる。

隆臥の告白を避けられた・・・・翔先輩のプライド、会社の立場を守れたはずなのに・・


その逃げ道は、この順番によって消された。


もうあたしは逃げられない。