〔完〕本当の愛をあたしに教えて


「……じゃあ先輩、賭けましょうよ。」

「……えっ!?」

翔先輩より先に声が出てしまったあたし。


「……何を賭けるんだよ」


「えっちょっと翔先輩……辞めましょうよ」


「何を賭けるか聞いてからな」


意外と前向きな翔先輩……

あたしはもちろんイヤに決まってるのにさ


「賭けるのは今日の公開プロポーズにしましょうよ。そのぐらい大きいものを賭けないと、先輩本気になってくれないでしょ?」


ふ、不適な笑み……

今、こんなこと考えちゃ悪いのはわかってる。

でも隆臥と翔先輩の不適な笑みがあまりにも似てる!!


ってこんなこと考えてるんじゃなくて

問題は中身よ中身


「……内容は?」


今日は立場が逆みたい。


いつもはあたしの方が冷静なのに、賭けるとなった瞬間冷静なのは翔先輩だ。


「そんなの簡単ですよ。公開プロポーズでは俺も先輩も代表に選ばれた。」

「それがなんだよ」

「俺が勝ったら、翔先輩のその位置貰いますよ」


翔先輩の位置??