「あーホント優奈の考えてることって
 わかんねーわ。」


「そりゃ私だって人間なんですから
 いろんなことを考えますよ~。」


「そりゃそうだよな。
 でも、優奈もやっと最近人間らしく
 なってきたよな。」


手をつないでいる左手はそのままで
空いている右手で翔先輩はあたしの
頭を優しくなでた。


成長だよなぁ。
今までよく頑張りました。


って言いながら。



「人間じゃなかったってことは・・
 今までのあたしは人間じゃなくて
 何だったんですか!?」


「・・・・ロボットだよ。
 それも俺と一緒の二面性を持ったね。」


そういった翔先輩は
少し笑っていた。


「じゃあ翔先輩も、成長しましたね」

「そうだな。
 俺もこの3ヵ月でかなり成長したなぁ。」


「あっという間でしたね。
 3ヵ月なんて・・・・」