広い公園内を見渡すと、バスケのゴール
の下には綺麗なドリブルをする人が
一人・・・
さっきのは、きっと彼の音だったのだろう。
音のように滑らかな手の動きで、
綺麗過ぎるシュート・・・
あたしは、ついその人のバスケ姿に
くい付けになった・・・
こんなに綺麗なシュートを見たのは
初めてだった。
流れるようなドリブルからシュート
までの一連の動き・・・
そのとき・・・
あたしの視線に気づいたのかのように
彼があたしのほうをチラリと見た。
・・・・翔先輩?
・・・・優奈?
お互いの口の動きが重なったように
見えた。
そう。
バスケをしているのは翔先輩だった。

