〔完〕本当の愛をあたしに教えて


「先輩、離してください。
 別に先輩のこと言うつもりないので」


先輩の手があたしの腕を掴んでいる
早く離してほしい


こんな変な人の話聞いてる場合じゃない


最初は、クールでカッコイイと思ってた
のに・・・
みんなだまされてるんだよね

この笑顔に・・・



「いいから、ここに名前だけ書け」


そういわれて、あたしはまたイスへと
戻った


「何を書くんですか
 言っておきますけど、あたしはあなたと
 付き合うきはないですから。」


「わかったから、
 名前だけ書けよ。」


あたしの目の前にあるのは
契約書とボールペン



絶対、なにかある・・

あたしは目の前の契約書のすべてに
目を通した


そして、見えたのは・・・