「大倉会長、
 うちの妻を口説いて貰っては困ります。」


笑いながら、話に入ってきたのは翔先輩。

ちゃっかり、あたしの方に腕を・・・


「おぉー、これは紫堂財閥の息子さん
 じゃないか。 」

「初めまして。紫堂 翔です。」


キタァー。王子様スマイル。


ここで出陣ですか!?


「では、大倉会長、ここで失礼します。
 優奈、行こう。」


「では、会長私もこれで・・
 これからもよろしくお願いしますね。」


あたしも翔先輩には負けるけど・・

満面の笑みで会長に一礼した。



・・・・あれがだんなか
待ってろよ。その場所はうちの息子が・・


そういっていたのをあたしと
翔先輩は気づかなかった・・


これから、起こることもこの言葉と
関係あったと・・