〔完〕本当の愛をあたしに教えて


結局あたしは、零華に追い出される
形で家に戻ってきた。


時間はもうとっくに夜になっていた。


広すぎる部屋にはあたしだけ・・・


こんな夜はここに住みだして
初めてのことだ。



一人暮らしは慣れてたはずなのに・・



どうしても、涙が出てきそうになる。


一人が不安で不安でしかたない。


翔先輩と婚約して3ヵ月・・
毎日のように顔を合わせて・・

いろんな話をして笑った。


それが急になくなる・・・・・


今まで二人のことが慣れてしまったのか・・
あたしの隣にはいつも翔先輩がいる。

そう思いこんでしまったのかもしれない


こんな夜があと何回あるんだろう・・
あたしは泣かずに耐え切れるだろうか


翔先輩・・・
今すぐあなたに会いたい。
あたしがそう言ったら帰ってきて
すぐにあたしを抱きしめてくれますか?