2・3分ほど、沈黙が続いたとき、
翔先輩がポケットから一枚の紙を出した
紙に書かれていたのは、契約書
「おまえさぁ、百合華(ユリカ)グループの
一人娘だろ・・・」
・・・翔先輩にボソッといわれた一言
「それが、なにに関係あるんですか?」
強気に言い返してみる
脅しなら、もう、小さいときから慣れていた
でも、翔先輩から帰ってきた言葉は
意外だった
「俺は、紫堂(シドウ)グループの時期
社長だ
今は、親父が会長を勤めている・・・」
・・・・えっ!?
わたしの本当の名前は百合華 優奈
そして、翔先輩の本当の名前も
紫堂 翔

