〔完〕本当の愛をあたしに教えて


「親たちとは、
 長期休みのときしか会えなかったし

 あったときでも、話すことは
 今のうちの会社についてばっかり
 だった。

 
 親と、そとで遊んだ記憶なんて
 一切ないしね。

 
 ついでに言うと、
 おまえの家族が凄く羨ましかった。」


そういうとさっきまでの翔先輩の
悲しそうな顔が

少し、
ほんの少しだけど明るくなった。


「・・えっ、
 あたしの家族がですか?」


凄く驚いたぁ。
もう少しで、
声が裏返るところだったし・・


「こないだの会見のときと
 この学園に初めて来た日とか
 
 おまえのお母様にあったとき
 特にそう思ったよ。」