〔完〕本当の愛をあたしに教えて


「えっ・・・・」


何もいえずに戸惑っているあたし
それを見た翔先輩が急ぐように


「もう、いいよ。」


翔先輩はそういうと、持っていた
マイクを出した


そして・・・・

「僕が好きな人は彼女です。」

翔先輩が、あたしの肩に手をやり
自分の方へと引き寄せた


つまり、今翔先輩の隣にはあたしがいる


「じゃあ、そういうことで・・ 
 彼女に手を出さないでくださいね。

 特に、3年生の先輩方。」


先輩はそういい、ニコッと王子スマイル
をし、あたしのほうを見る・・・



「・・じゃ、行くか」


・・・・・どこに!?


翔先輩があたしの腕をつかみ
走り出した